とろさば料理専門店SABAR社長・右田孝宣(みぎたたかのぶ)さんの情熱と行動力がものすごい
2019/03/11
先日、サバ料理の専門店を運営する「株式会社SABAR」や、鯖寿司の製造販売・鯖加工食品販売をする「鯖や」の社長である右田孝宣(みぎたたかのぶ)さんの著書を読んで感銘を受けました。
読んだのはこちらの本↓
タイトルを見ると「クラウドファンディングがテーマなのかな?」と思ってしまいますが、中身はクラウドファンディングのことよりもSABARの経営理念や右田孝宣(みぎたたかのぶ)社長の鯖(サバ)に対する熱い想いが書かれていました。
SABARと右田孝宣社長は、日経ビジネスオンラインなど様々なメディアで取り上げられています。
最近だとテレビ東京のカンブリア宮殿でも取り上げられるみたいなので、もしご覧になって右田孝宣さんに興味をお持ちになった方がいれば、ぜひ読んでみていただきたい一冊です。
右田孝宣さんの年齢や経歴など
右田孝宣さんは1974年大阪府生まれ。
大阪市立淀商業高校を卒業しています。
会社の副社長を務める右田孝哲(たかのり)さんという弟さんがいらっしゃいます。
インタビューの中で奥さんに関する言及があったので、既にご結婚されてらっしゃるようです。
サバ博士という異名も持ち、日々サバの普及や食育に取り組んでいます。
右田孝宣さんの軌跡
右田孝宣さんは19歳の時に魚屋さんに就職し、4年間ほど勤務。
23歳の時にオーストラリアへ渡り、現地の回転ずし屋さんに就職します。
30歳になって、奥さんとともに居酒屋「笑とり」をオープン。
その後、大好きな鯖だけを提供するために試行錯誤し、青森県八戸前沖の「とろサバ」に着目。
サバ寿司のデリバリー事業をてがける「鯖や」を起業します。
サバのオブジェを飾った宅配バイクである「サバイク」や、キッチン完備の移動販売車の「サバス」や、テーマソング「サバばばーん」などを利用したユニークな経営で知名度が上昇。
そして本の題材にもなっている「クラウドファンディング」でとろさば料理専門店SABAR(サバー)を起業し、大成功をおさめました。
「SABAR」、「鯖や」、「サバ博士」の運営を通して世界中に「とろさば」および日本の食文化の素晴らしさを広めています。
現在は、刺身でも食べられる養殖サバの飼育を目指し、JR西日本などの出資を受けて、鳥取県でのサバの養殖事業も手掛けています。
このサバは「お嬢サバ」と名付けられ、「鯖や」で限定販売されています。
とろさばとは?
右田孝宣さんについて語られる中でさんざん話題に出てくる「とろさば」ですが、いったいどんな鯖のことなのでしょうか?
とろさばとは、真鯖の中で脂質含量が21%以上あるもののことを言います。
もともとは魚を取り扱う業者などが使っていた言葉でしたが、次第に広まって、一般家庭でも使われるようになりました。
右田孝宣さんが取り扱っている青森県の「八戸前沖鯖」が代表的な「とろさば」の一つです。
寒流の影響を受けた鯖に多く、漁獲量も限られるため、西日本での流通はあまりありません。
右田孝宣さんの情熱と行動力
右田孝宣さんの経歴を知って感銘を受けたのは、その情熱と行動力です。
鯖一本でここまで成り上がれるほどの情熱を持って行動し続けられるどれだけ人がいるでしょうか?
ほとんどの人は、初期の初期段階で、
「え?サバだけ売るの?無理っしょwww」
と言って終了なはず。
「鯖でここまで到達できるのだから、この世に不可能などない」と勇気づけられます。
鯖やクラウドファンディングに興味がなくても、是非一度右田孝宣さんの著書を読んでみることをおすすめします。
SABARの場所やメニュー
SABARの店舗の場所は、
大阪府の福島・天満・南森町・梅田・京橋・難波・中津
京都府の烏丸
兵庫県の神戸元町
東京都の恵比寿・代官山・銀座・浜松町・上野
神奈川県の海老名
広島県の本通
福井県の小浜市田烏
シンガポール
香港
となっています。
メニューはどの店舗でもとろさばがメインですが、店舗によって異なるため、お目当てのメニューがある場合には確認してから行くのが良いでしょう。