なぜ青木宣親はヤクルトに戻ることになったのか?電撃復帰の理由
メジャーで6年間プレーした青木宣親選手が、7年ぶりに日本球界に復帰することが分かりました。
3年間で総額10億円ほどの契約(推定)で、古巣のヤクルトスワローズに戻るとのことです。
これまで青木選手はメジャー球団との契約を模索していましたが、交渉がまとまらなかったことからヤクルトへの復帰を決断した模様。
去年の10月31日にメッツからフリーエージェントとなった際に、ヤクルトの球団社長である衣笠剛さんが「日本球界に復帰するなら受け入れる」という内容の発言をしていました。
青木選手自身も「日本に戻るならヤクルトしかない」と話していたようです。
青木宣親選手がメジャー球団との契約を断念して古巣ヤクルトに電撃復帰することになった理由を考えてみようと思います。
理由その1:年齢
日本球界復帰の一つの理由は「年齢」でしょう。
青木宣親選手は現在36歳。
メジャーでは成績が同じであれば、故障のリスクや将来への投資も考え、若い選手を選びます。
ここまでメジャー球団との契約がまとまっていなかった理由の一つとして、間違いなく年齢が挙げられるでしょう。
理由その2:打撃成績
青木宣親選手の昨シーズンの打撃成績は通算で打率2割7分7厘、ホームランは5本でした。
悪い数字ではありませんが、決して傑出した数字でもありません。
1番目の理由で述べたように、同じ成績であれば若い選手を使った方が、故障のリスクも低く将来への投資になるため、36歳でこの程度の打撃成績であれば、メジャー球団が進んでほしがる選手とは言えないないでしょう。
理由その3:青木宣親選手とヤクルトの関係
青木宣親選手はメジャー移籍後もヤクルトと良好な関係を継続していて、ヤクルト側に青木宣親選手が日本球界に戻ってくるのを温かく迎え入れる姿勢がありました。
昨シーズン、青木宣親選手はメジャーで3球団を渡り歩いており、メジャー球団に対し、ヤクルトに対しての様に特別な思い入れはないでしょう。
「ぞんざいな扱いを受けるくらいならば、温かい古巣に帰ろう」という思いがあったのではないでしょうか。
数字には表れない感情的・精神的な理由がかなりあるように思います。
メジャーで通用する日本人バッターがここのところ出ていないのは寂しい気もしますが、日本人のNPBファン、特にヤクルトファンの皆さんにとっては嬉しいニュースでもあると思います。
日本でまた青木宣親選手を見ることができるのを楽しみに、来シーズンの開幕を待ちましょう!