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長野県下諏訪町はオルゴールの町!?「オルゴール記念館すわのね」でオルゴール作りを体験しよう!

      2019/03/10


皆さんが「オルゴール」と聞いて思い浮かべる町はどこでしょうか?

そうですね、小樽ですよね、普通は。
小樽は国内でも海外でも観光地として有名で、特にオルゴールとガラス細工で有名です。

そんな超有名観光地にオルゴール名産地のタイトルを奪われている、隠れたオルゴールの歴史が深い地が、実は長野県の「下諏訪町」および諏訪周辺なんです。


私が何年か前に現地のガイドさんから聞いた話では、諏訪周辺で製造されているオルゴールは国内のオルゴールの半分以上で、生産量日本一であるとのことでした。

下諏訪町でのオルゴールの歴史は、太平洋戦争終戦の翌年である1946年に諏訪で創業した三協精機(現在の日本電産サンキョー)が、その2年後にオルゴールの開発への取り組みを始めたところから始まったようです。
その後、高い技術力のおかげで、一時はなんと世界シェアの90%以上を占めるまでに成長しました。

現在では日本電産サンキョー本体はオルゴール生産からは撤退し、子会社の日本電産サンキョーオルゴール株式会社がオルゴール関連事業を行っているようです。

残念ながら知名度としては観光に強い北海道にある小樽に負けてしまっていますが、長野県諏訪郡には今でもオルゴールムーブメント製造を行っている工場があり、「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」というオルゴールの博物館のような施設もあります。

オルゴール工場での見学や販売は今のところ行っていないようですが、オルゴール博物館の「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」では、オルゴールを見たり聞いたり作ったりすることができます。
オルゴールに興味のある方には是非一度行ってみて欲しい施設です。

「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」の場所や料金や定休日や交通アクセスは以下の通りです。

住所:長野県諏訪郡下諏訪町上久保5805
交通アクセス:「下諏訪駅」下車 徒歩6分、駐車場有
営業時間 :3月~11月=9:00~17:30、12月~2月=9:00~17:00
定休日:毎年2月の第1水・木曜日)
入場料:大人1000円、小中学生500円
公式ホームページ
(最新情報は公式ホームページにてご確認ください)


オルゴール記念館すわのねは、諏訪大社下社秋宮のそばにあります。

館内では、様々なオルゴールを見たり、実際に音を聞いたりすることができます。
中には何百万円もしそうなアンティークオルゴールも展示されています。
カフェやお土産を買うことのできるショップもあります。

さらに良いのが、オルゴール組み立て体験もできることです。
JPOPからクラシックまで約700曲の中から好きな曲を選んで、世界で一つのオルゴールを作ることができます。

オルゴールに使うケースを2000円から4000円ほどで選んで購入するのですが、それがそのまま体験料金になります(入館料は別途)。
所要時間は約40分で、一時間ごとに次のオルゴール組立体験が開始されるので、団体観光客でよほど混雑していなければ、オルゴール組み立て体験に参加できると思います。
 
長野県は綺麗な水と湿度の低い気候のおかげで精密機械で有名ですが、精密機械の一つであるオルゴールでも有名であることがお分かりいただけたでしょうか。

長野県下諏訪町に立ち寄った際には、諏訪大社だけでなく、「日本電産サンキョーオルゴール記念館すわのね」にもぜひ立ち寄ってみてください。