宅配チアを自宅に呼んでみたい男の日記
2019/03/11
みなさんは「宅配」と聞いて何を思い浮かべるだろうか?
寿司?ピザ?クリーニング?
IT化が進み、日本全国の交通網が整備され、流通業各社が切磋琢磨しサービスを改良し続けてきた結果、今日では様々なサービスを自宅に居ながら受けることが可能になっている。
つい先日も、ネットで注文を受けお坊さんを派遣するというサービスを提供している「みんれび」という会社がAmazonに出店したことで、「お坊さん便登場」「お坊さんも宅配可能な時代に」と話題になった。
お坊さんサイドからすると色々と不満があるようだが、消費者側からすれば大変便利なサービスだ。
さて、今日のテーマはそんな新時代の宅配サービスのうちの一つ、
「宅配チア」
なるサービスだ。
イベントにチアリーダーを派遣してくれる業者はたくさんあるみたいだが、どうやら中には場合によっては自宅にチアリーダーを派遣してくれる業者もあるらしいのだ。
いつもはお祭りやサッカーや野球の試合で遠くから眺めるだけだった美しいチアリーダーを自宅で独り占め・・・
夢のようなデリバリーサービスである。
仕事に行くガッツが湧かない月曜日の朝
彼女にふられた金曜日の夜
愛犬が死んだ水曜日の昼下がり
そんな時に是非デリバリーチアリーダーに個人的に励ましてもらいたい!!!
「GO!FIGHT!WIN!」
って叫ばれたい!
しかし心配なのはサービス提供の可否だ。
宅配チアリーダーの派遣先は応相談である業者がほとんどなので、あまりにもとんでもないところには来てくれそうもない。
例えば、
「富士山のふもとにある青木ヶ原樹海で最後の晩餐をしたいから来てくれ」
などと依頼しても、
「うるせぇ!今すぐ死ね!」
と言われて終わりだろう。
やはり宅配チアとはいえ、他の部屋の迷惑になる集合住宅とか、あまりに狭くて踊れない苦学生のワンルームみたいなところにはデリバリーしていただけないのではないだろうか。
だって、良くテレビで見る、人が3段くらい積み上がってさらに上にぶん投げる技とか絶対にできないもの。
我が家だと2段の時点でかなり危うい。
やっぱりリッツにキャビアのせて立食パーティーするような、広大な吹き抜けのあるお屋敷のような家じゃないと、個人宅への宅配チアは難しいのだろうか。
だとすると貧乏人の俺は絶望である。
ちくしょう!
貧乏人にこそ励ましが必要だろうが!!!
美しいチアガールたちによる壮麗な励ましが!!!
やはり世の中金か!
もういい!わかった!宅配チアリーダーの励ましなど要らん!
このド貧乏生活というネガティブバックボーンを糧としてのし上がってやる!
侵入者が勝つ方に66兆2000億円賭けることができるくらいに大金持ちになってやるぞ!!!
そしてそのあかつきには・・・
宅配チアリーダーを呼ぶんだい!!!!!!
結局呼ぶんかい!
チャンチャン♪