たしか中学校で色丹の読み方を「しゃこたん」って習ったはずなんだけど、記憶が改ざんされているのだろうか?

   

ツイッターで「しゃこたん」というワードがトレンド一位になっていた。
「お?ロシアが北方領土問題でまた挑発してきたのかな?」と思ってチェックしてみたところ、以下のニュースが話題となり、「しゃこたん」がトレンド入りしたようだった。

健康問題を理由に沖縄北方担当相を辞任した江崎鉄磨氏の後任として、新たに就任した福井照沖縄北方担当相が27日に開いた記者会見で、北方領土の「色丹(しこたん)島」を「シャコタン島」と言い間違えた。

引用元:産経ニュース

これを読んで、
「えっ?"しゃこたん"っていう読み方は間違いなの!?たしか中学校でしゃこたんでもいいって習ったんだけど・・・」
と思った。

自分も今は「しこたん」と読んでいるが、てっきり「しゃこたん」でも正しいものかと思っていた。

しかし、ロイターも朝日新聞も産経新聞も、「しゃこたん」という読み方が間違いだと伝えている。
スマホの変換でも、「しこたん」でしか漢字に変換されない。

たぶん北方四島の島の名前まで暗記させられたのは中学生の時だったと思うのだけれど、間違いなく色丹島を「しゃこたんとう」と習った。

というか、私の中学校の教科書では、四島のうち「色丹」と「歯舞」は読み仮名が2つずつ書かれていて、テストではどちらを書いても正解だったと思う。

当時、「どっちかに統一してくれや!」と煩わしく思った記憶がある。

自分は語感が好きな「しゃこたん」で暗記した。
もう一方が「しこたん」だったかは覚えていない。
けどたぶんそうだろう。

歯舞は、「はぼまい」と「はごまい」だったかな?
ググってみると「はばまい」と習った人もいるらしい。

今回のニュースと、ニュースに対しての、
「しゃこたんだってさwありえねーwww」
みたいな多くの反応を見て、こんなにハッキリとわざわざ「しゃこたん」と暗記した記憶があるのに、世間では「"しこたん"以外はあり得ない!」という風潮なので、自分の脳みそや記憶がおかしいのではないかとちょっと不安になった。

しかし習っていなければ「色丹」を自分で「しゃこたん」なんて読むはずがない。
「しきたん」とかなら分かるが。

よく調べてみると、5ch(2ch)でもツイッターでも、「しゃこたんと習った」と言っている人がちらほらいた。
「汎用」とか「既出」などの誤読しそうな漢字ならちょっとくらい仲間がいても、その人も自分も無知だから読み方を間違っているだけかもしれないが、色丹をしゃこたんと読み間違える人がこんなに多いはずがない。
きっと、学校の地理・歴史の授業でしゃこたん読みで習った同士だ。

「北海道西部の積丹(しゃこたん)と混同しているのでは?」と、今回の件で書き込んでいる人もいたが、私の場合は積丹の方は全く存じ上げていなかった。

しかしなぜ私の中学校では、世間の大多数の人に認知されていない読み方を習ったのだろうか?
公立の中学校だったし、たぶん教科書検定をきちんと通過した教科書だったと思うのだが。

当時はどちらでも可だったのが、ある時に統一されたのだろうか?
お年寄りの中には「しゃこたん」と読む人もいるみたいだけれど、大臣よりは何十歳も若いんだけどな。

Wikipediaの色丹島のページには、

島の名の由来は、アイヌ語の「シ・コタン(大きな村)」に由来する。古くは「斜古丹」「支古丹」とも表記された。

と記載されている。

しかも斜古丹(しゃこたん)と呼ばれている地区もあるらしい。
やっぱり昔は「しゃこたん」でも誤りではなかったのだろう。

アイヌ語を日本語の発音・表記に直すときに、しこたん派としゃこたん派に分かれたのかもしれない。
そしてしゃこたん派は敗れ去ったのだろう。

Radioを「ラジオ」と読む人と「レディオ」と読む人とがいるのと同じだ。
いや、ちょっと違うか。

まぁもし当時は本当にどちらの読みでも正しかったとしても、今では正式な読み方が定められているのなら、政府の人間として、その辺はきっちりとしておいた方が良いことは間違いない。
領土問題があるのだから尚更だ。

同じ元しゃこたん派としては、新大臣を応援していきたい。
ロシアはプーチンを筆頭に一筋縄ではいかない相手だが、北方領土返還へ向けて邁進していただきたい。