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【比較レビュー】温水洗浄便座(ウォシュレット)SCS-T160とCH931SPFを両方買ったので比較レビューを書いてみる

      2020/10/08

数か月前、我が家の温水洗浄便座(ウォシュレット)が壊れ、水勢を強にしてもノズルから噴射される水がギリギリ肛門に触れるくらいまでしか出なくなってしまったので、ウォシュレットを買い換えることにした。

ウォシュレット」というのはTOTOが販売する温水洗浄便座の商品名なので、他社が製造販売している商品は厳密にはウォシュレットではないらしいのだけれど、我が家では昔から温水洗浄便座全般のことをウォシュレットと呼んできたので、この記事でもウォシュレットと書かせていただこうと思う。
ちなみにINAX(LIXIL)の製造している温水洗浄便座の名称が「シャワートイレ」らしい。

さて、もう何十年前から使っているかわからないほど長期に渡ってウォシュレットを使用してきた我が一族は、すでにウォシュレットがなくてはトイレに入れないほどウォシュレット中毒になってしまっており、禁断症状が出る前にすぐにウォシュレットをネットで注文することに決めた。

アマゾンで注文すれば送料無料で自宅まで届けてくれるので、重量のある電化製品を購入するときには真っ先にアマゾンで検索をかけている。
それに今では価格もアマゾンの方が安いことが断然多い。
秋葉原まで足を運んでも、運賃も送料もかかるし製品自体の値段も高いしで、踏んだり蹴ったりだ。

んで、できるだけ安く済ませたいし、今回のようにもう10年以上も使用していたウォシュレットを買い換える場合ならば、どんな低価格商品でもグレードアップになるだろうと考え、東芝、パナソニック、INAX(LIXIL)、TOTOなどの有名メーカーの中で最安値付近の商品を買うことに決めた。
(ちなみに10年以上使って壊れたウォシュレットには松下電工と書かれていた。)

そしてアマゾンで最安値競争を繰り広げていたのが東芝の「クリーンウォッシュ パステルアイボリー SCS-T160」パナソニックの「ビューティ・トワレ CH931SPF パステルアイボリー」だったのである。

結果から言うと、我が家ではパナソニックのCH931SPFを購入した
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また、つい数週間前、妹の家庭がすぐ近所に引っ越しをしたのだが、引っ越し先のアパートのトイレにはウォシュレットが付いていなかったため、妹の家もウォシュレットをアマゾンで購入した。
妹の家庭も特に最新のウォシュレットを求めてはいなかったようで、同じようにTOSHIBAのSCS-T160PANASONICのCH931SPFで悩み、最終的に我が家とは違う東芝の「クリーンウォッシュ パステルアイボリー SCS-T160」に決めた
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徒歩で行ける距離なので、妹の家にはよくおじゃまするのだが、妹宅のトイレに入るたびに、
「ほう、これがうちが悩んだ末に買わなかった方の東芝のSCS-T160か・・・」
と、ひそかにつぶやきながら用を足している。

この記事を読んでくださっている方も、おそらくこの同価格帯の二つの製品のどちらにするかで悩んでいらっしゃる方が多いと思うので、少しでもお役に立てればと、実際に両方の温水洗浄便座を使用している自分がレビューを書いてみたいと思う。
 

東芝のSCS-T160とパナソニックのCH931SPFの違い

1.色・デザイン
カラーはどちらもカタログでは「パステルアイボリー」となっているが、東芝のSCS-T160の方がより白に近い
大便や小便などの汚れが目立ちにくいのは、パナソニックのCH931SPFの方だと思う。
といっても、購入を決定づけるほどの大差はない。
デザインもあまり差はないけれど、個人的な感覚では操作ボタンのある部分のデザインがパナソニックのCH931SPFの方が若干おしゃれに感じる。

2.便座の高さ(傾き?)
パナソニックのCH931SPFの方が便座が若干高いのか、それとも傾斜がついているのか、自然と便座の奥の方に座らせられるような感覚になる。
元々使っていた松下電工のウォシュレットと取り換えてから数日間だけ違和感があったが、別に用を足しにくいわけでもないし、すぐに慣れる。

3.脱臭機能の有無
東芝のSCS-T160にはオート脱臭機能が付いており、センサーで感知して自動で脱臭してくれる
便座を立った後1分間後に自動で脱臭機能はオフとなる。
消臭フィルターで脱臭を行うのだが、フィルターの寿命が5年と長寿命なのも嬉しい。
パナソニックのCH931SPFには脱臭機能はついていない。

4.ノズルの材質・形状
東芝のSCS-T160のノズルは抗菌プラスチック製。
パナソニックのCH931SPFのノズルはステンレス製
形状的にも材質的にも、東芝のSCS-T160の方が汚れが付着しやすそうだが、どちらにも使用時に自動でノズルを洗浄してくれる機能はついている。

5.価格
時期によって最安値が入れ替わる。
我が家が購入したときはパナソニックのCH931SPFの方が安かったし、妹が購入したときは東芝のSCS-T160の方が安かった。
どちらにしても、大きな価格差はつかないかもしれない。
 

というわけで、少し細かく5つの違いを挙げさせてもらったが、多くの人は、

・脱臭機能の有無

・ノズルの材質・形状

・価格

の3つの点でどちらにするか選ぶことになると思う。

我が家は元々トイレに自動でオンオフされる換気扇が付いていて、脱臭機能は必要なかったので、価格がほんの少し安く、ノズルもより清潔に保てそうなパナソニックのビューティ・トワレを購入した。

妹の家は自動オンオフの換気扇はついていない上に、東芝のクリーンウォッシュの方が安かった時だったので、そちらを購入することとなった。

未だどちらのウォシュレットにするか迷いに迷っている方は、特に上記3点を考慮して、それぞれのご家庭に合うウォシュレットを選ぶと、後悔の少ないお買い物ができると思う。

皆さんのご家庭のトイレが少しでも快適な環境になることを祈っている。