【スピードスケート】マススタートのルールは?何人で同時に滑るの?

   



マススタートは平昌オリンピックで日本が金メダルを取れる可能性が高い最後の種目!

平昌オリンピック閉会式の前日に行われる24日のスピードスケートマススタートは、日本人選手が金メダルを獲得できる可能性が高い最後の種目です。

にもかかわらず、この「マススタート」のルールなどを知っているという方は少ないと思います。
それもそのはず、スピードスケートのマススタートは、今回の平昌オリンピックで、オリンピックの種目としては初めて採用された新種目なんです。

ルールを知らないまま見ると面白さが半減してしまいますので、試合前にしっかりとマススタートのルールを把握しておきましょう!
 

マススタートのルール。同時に滑る人数は?

平昌オリンピックのスピードスケート・マススタートの準決勝では、12名の選手が同時にコースを滑ります。
そして準決勝上位の8名ずつが決勝に進出し、決勝では16名もの選手たちが同時に滑ることになります。

走行距離は、1周およそ400メートルのコースを16周の6400メートル。
順位は獲得したポイントによって決定されます。

4週ごとに1位から3位の選手までに与えられる中間ポイントと、ゴール時に順位に応じて与えられる最終ポイントがあります。

中間ポイントは3位が1ポイント、2位が3ポイント、1位が5ポイントです。
最終ポイントは3位が20ポイント、2位が40ポイント、1位が60ポイントです。

このように、ゴール時に与えられるポイントの比重が大きいため、1位から3位まではゴールした順番がそのまま順位になります。
4位以下は中間ポイントも重要となります。

1周目は良いポジションをとるための加速や追い抜きは禁止されていて、2周目から本格的な勝負が始まります。

各国から最大で2名の選手が出場します。
大人数で同時に滑るので、パシュートのような団体戦だと思う方も多いと思いますが、マススタートは個人種目となっています。

ただし、個人戦にも関わらず、同じ国の選手同士で作戦を立てて2人で1つのメダルを取りに行く国も多く、様々な駆け引きが繰り広げられます。

個人戦でありながらチームプレーが見られたり、大人数で同時に走るため転倒などのハプニングがあったりと、スピードスケートのショートトラックに似た面白さもあります。

では、スピードスケートのマススタートでは、例えばどのような駆け引きが繰り広げられるのでしょうか?
 

マススタートでの代表的な戦術

マススタートでの代表的な戦術を2つご紹介したいと思います。

まず一つ目は、パシュートと同じように風圧を軽減して体力を温存するために、他の選手の後ろを走って、風よけに使うという戦術です。

パシュートよりも距離がかなり長いため、体力を温存して、ラスト2周くらいでスパートをかけることが必須になってきます。

同じ国の仲間を風よけにして安定した滑りをしながら体力を温存する方法と、他国の選手を風よけに利用して自国の選手が2人とも体力を温存する方法とがあります。
 

二つ目の戦術は、先頭でレースを引っ張るとメンタル的にも体力的にも消耗するため、選手たちがあまり先頭を滑りたがらないことを利用したものです。

途中から犠牲になる覚悟で先頭に立ち、レースの主導権を握って集団を引っ張ります。
すると、他国の選手は風よけにしたり、ペースメーカーにしたりするために、先頭の選手の後ろにくっついて滑り始めます。

そこでわざとペースを落としたり、コーナーでわざとロスが大きくなるように大回りをして囮になり、その隙にもう一人の自国の選手がインから一気にスパートをかけます。
 

レース本番はどの国の選手がどのような戦略を仕掛けてくるか分かりません。
いくら作戦を立てても、レース展開が予想通りに行かなかったり、主導権を他国の選手に握られてしまった場合には、その戦略を上手く利用するしかありません。
臨機応変に対応する賢さも問われる種目です。

ぜひ様々な駆け引きにも注目して、マススタートを見てみてください。
 

マススタートに出場する日本人選手

24日に行われる平昌オリンピックのマススタートには、男子はウイリアムソン師円選手土屋良輔選手が、女子は高木菜那選手佐藤綾乃選手が出場することになりました。
1000mや1500mやパシュートでそれぞれメダルを獲得した高木美帆選手は出場しない予定です。

まずは準決勝でそれぞれが勝ち上がり、決勝では女子パシュートでも見せたような日本選手の得意なチームワークで頭脳戦を制して、メダルを勝ち取って欲しいところです。

平昌オリンピックも残すところあとわずかとなりましたが、最後まで日本人選手の健闘を祈って応援しましょう!